ゲーム理論の考え方~これだけ編

ゲーム理論は様々な場所で応用されているのは前に少し触れたが、基本的な考え方は共通している。

1:自分の行動にたいして、相手が反応するので、

2:自分と相手の行動の結果がどのようになるかを考え、

3:最も良い結果になるように自分の行動を取る。

というステップを踏むことだ。当たり前のようにも感じるが、漠然と自分の気分で「こっちの方が良さそ~」ということを排除し、「相手の行動を読んで、それに最も合うように行動する」のがゲーム理論の基礎なのだ。

そして、相手の行動も、同じように、感情や直感ではなく「こうするのが相手にとっては一番良い。だからこうしてくるだろう。」と相手の立場になって合理的に考えていく。これを、細かく行なっていくことで、ゲーム理論の様々なモデルができあがっている。

そのため、ゲーム理論は「問題を細分化」し「インセンティブ(動機)を解き明かす」学問とも言われている。

ゲーム理論の考え方を身につけることで、なんとなく自分の都合のいいように考えてしまうのではなく、相手の立場になる思考を自然と身につけることができる。また、原因や対処が合理的になり、問題を小さく分けて本質的な問題を絞り込むことができる。その結果、交渉や駆け引きがうまくなるというわけだ。

・相手の立場になって相手の行動を読む。

・問題を細分化して考える。

・インセンティブを考え、原因を探る。